【税理士試験 その12】税法理論問題の攻略法②(理論暗記の1年間)

前回の記事で税法理論問題の戦略について書きました。

今回の記事では、私が行っていた税法理論暗記の1年間の過ごし方を紹介します。

理論は試験3日前から覚える

いきなり変なことを書きましたが、理論は試験3日前から覚えましょう。

暗記する理論は膨大ですが、いつ頭に入っていないとならないかというと、試験当日の試験時間の120分、更に言えば、理論問題を解く約60分です。
極端な話、それ以外の時間に覚えておくのは無駄になってしまいます。

私が意識したのは、理論は試験当日に覚えておけば良いため最後の3日間に集中して覚えること。
それまでの期間は、最後の3日間で覚える”準備”をするということです。

勘違いして欲しくないのは、3日前まで理論のテキストを全く見ないということではありません。

試験前日に1理論を10分で覚える

最後の3日間で覚えるには、どうすればよいか?
私は3日間で理論を2週(2回覚えて記憶を定着させる)することにしていました。
最後の3日間の1日目と2日目で1週、3日目で1週の合計2週です。

最後の3日間の3日目、つまり税理士試験前日で1週して覚えるとはどういうことか?
覚える理論は、私が合格した法人税法、所得税法、消費税法でいえば、40個前後です。
最後の1日で40個すべてを覚えることを考えると、1個を10分で覚える必要があります。
1個を10分で覚えることが出来れば10分✕40個=400分→6時間40分で1週することが出来ます。

「最後の1日に理論1個を10分で覚える」から逆算して、その前の2日間、追込期、アウトプット期、インプット期を過ごすようにしましょう。

インプット期の理論暗記(前年9月〜3月)

インプット期は、計算問題のインプットが中心になるので、理論を覚える機会は、資格予備校の毎回の小テストと毎月行われる演習の前になります。
おそらく、1月に4〜5個の理論を覚えることになると思います。

この時期に大事なことは次のものです。

  • 資格予備校の小テストや演習に出題予告される理論を覚える
  • 一度覚えた理論は忘れてよいが、時々その理論を眺めて思い出す

小テストや演習の前に資格予備校から、
「この理論を出します」
と予告がされます。
これを、小テストや演習に向けて覚えてください。

この覚えた理論は、小テストや演習が終わると、自然と忘れていきます。
忘れて構いません。先ほど言った通りほんとうに覚えるのは試験3日前です。

その代わり、この一度覚えた理論を時々眺めて思い出して下さい。
その時にもう一度覚える必要はありません。
「こんなのがあったなあ」
という程度で良いです。

この一度覚えて時々眺めて思い出すことが、アウトプット期にもう一度覚える時、最後3日間でほんとうに覚える時に効いてきます。

アウトプット期の理論暗記(4月〜6月)

アウトプット期(4月〜6月)の資格予備校は、毎週本試験形式の演習問題が行われます。

この時期に大事なことは次のものです。

  • 演習問題の出題予告される理論を演習のために覚える
  • 理論を覚えるときは、事例・応用理論問題を意識する
  • これまで覚えた理論を眺める頻度を増やす

アウトプット期の資格予備校は、演習問題が中心です。
演習問題では理論問題も出題され、毎回の演習問題ごとに8個程度の理論の出題予告がされ、暗記を要求されます。
毎回8個の理論暗記は大変厳しいものですが、何とか喰らいついて覚えましょう。
もちろん演習が終われば、一旦忘れて構いません。

何度も言いますが、理論は3日前から覚えるのであって、それまでは準備の期間です。
一度覚えておくのは、最後の3日間で覚えやすくするためです。

アウトプット期の理論暗記の際は、事例・応用理論問題を意識した暗記をしましょう。
この時期はそれなりに知識がついているので、事例・応用理論問題が全く歯が立たないという状況ではありません。
資格予備校で取扱う事例・応用理論問題集を理論を、より深く理解して覚えるためのツールとして使いましょう。

この時期は、毎回の演習問題のたびに理論暗記を要求されますが、目の前の演習問題に向けた理論暗記をしつつ、これまでに覚えた理論を眺める時間もインプット期以上に作りましょう。
私の場合、集中力の高い朝に新しい理論の暗記を行い、疲れがたまる夜にこれまでの理論を眺める時間としていました。

理論を眺めるのは、最後の3日間で覚える理論をより覚えやすくするためで、目的をしっかり持って眺めるようにしましょう。

追込期の理論暗記(7月〜試験4日前)

追込期は最後の3日間の理論暗記に向けた最後の準備期間です。

この時期に大事なことは次のものです。

  • とにかく眺める回数を増やす
  • 重要な理論は20分程度で覚えられることを確認する
  • 理論集を見れば事例・応用理論問題を解けるようにする

追込期は、アウトプット期とは違い資格予備校の本試験形式の演習問題のための理論暗記はありません。
この時期は、最後の3日間の理論暗記のため、これまで一度覚えた理論を眺める回数を増やしましょう。

そして、いわゆる出題頻度の高い重要理論については、20分程度あれば暗記出来る状態にしておきましょう。これも最後3日間の暗記をスムーズにするためです。

この時期は本試験形式の演習がないため、理論暗記も個別理論の暗記に偏りがちです。本試験の理論問題を制するには、事例・応用問題対策が重要です。
理論暗記が出来ている状態の本試験で、事例・応用理論問題が解けるように、事例・応用理論問題の対策も忘れずに行うようにしましょう。

まとめ

ここでは1年間理論暗記をどのように行うかについて書きました。

「最後の3日間で覚える」から逆算して、どのように1年を過ごしていくかを、良く考えて理論暗記に臨みましょう。

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