税理士試験の勉強期間は8月の試験に向けて前年9月から約11ヶ月です。
どの科目であっても過ごし方(考え方)は共通していると思うので、1年の過ごし方について書いてみます。
1年間を3つの期間に分けて戦う
税理士試験は1年を次の3つの期間に分けて考えます。
①インプット期 前年9月〜3月
②アウトプット期 4月〜6月
③追込期 7月〜試験当日
当然この1年間は税理士試験合格を目指して勉強しますが、フォーカスするポイントが異なりますので、それぞれ説明します。
インプット期 前年9月〜3月
インプット期はその名の通り、インプットをする期間です。
ここでのポイントは3月の時点で9月〜2月にインプットした項目についても忘れずに理解していることです。
9月にインプットをした項目は9月の時点では忘れずに理解していると思います。
しかし、10月になって新しい項目をインプットすると、9月の項目を忘れてしまうことが多いと思います。
これではだめです、ただ新しい項目を学んでいるだけです。
前にやったことを忘れないようにしながら、新しいことを覚えていく勉強が必要です。
インプットしながら前の論点を忘れない
この期間は一番長く一番苦しい時間です。
なぜなら時間が進めば進むほど、理解して覚えておく項目が増えるからです。
10月は、9月と10月の項目を理解して、覚える必要がありますが、3月は、前年9月〜3月の項目を理解して覚えなくてはなりません。
なぜこのようなことが必要かというと、次のアウトプット期は試験で点を取るための勉強を行うため、インプットに時間を取れないからです。
私がやっていた勉強法を紹介します。
問題集を次の日程で行います。
- 新しい項目を学んだ翌日に解く(この時、解けなければその翌日もう一度)
- 3日後に解く(解けなければその翌日もう一度)
- 1週間後(解けなければその翌日もう一度)
- 1ヶ月後解けなければその翌日もう一度)
そして1ヶ月後の時点で解けなければ、さらにもう1ヶ月後、以降は同じ
同じ問題を最低4回解きます、1ヶ月空けて解ければ理解したとします。
解けなければ何回でも解きます。2月や3月になると最近学んだ項目、1ヶ月前に学んだ項目、秋に学んでまだ解けない項目と問題数が多くなります。
もはや苦行です、しかしこれで地力を付けてアウトプット期に臨めたと思います。
アウトプット期 4月〜6月
アウトプット期は、インプット期で習得した知識の実践力をあげて、得点化する準備期間です。
正確に言えば「得点化するためにもがく期間」です。
得点化するのは、最後の「追込期」です。
ここでは本試験レベルの総合問題を使い、本試験に対応できる実践力をあげます。
インプット期に必死に知識を習得しても簡単には得点力は上がりません。
なぜなら本試験のレベルは高いし、範囲も広くなります、そしてスピードも求められます。
この総合問題について、感覚的には、「何も考えずに問題が解ける(勝手に手が動く)」まで訓練が必要です。
本試験レベルの総合問題を繰り返し行い、本試験のレベルとスピードに慣れていく、そして自分なりの解き方(本試験での戦い方)を確立していくのがアウトプット期です。
追込期 7月〜試験当日
この追込期は合格点レベルに達する時期です。
インプット期の知識とアウトプット期の実戦演習を基礎として、得点力を向上させます。
具体的にはアウトプット期に行った実戦演習を繰り返し、そして試験時間を意識して解き直します。
初見で半分程度の正答率だった総合問題を、8割〜9割に上げることが目標です。
総合問題は対策するとしないとで、同じ実力であっても得点は大きく異なると思っています。
具体的な対策としては、時間配分、解く順番、メモの取り方(集計方法)などです。
私はこの時期に所得税法の解く順番、消費税法のメモの取り方(集計方法)を変えました。
自分が「一番しっくり来る方法」を探し、得点を最大化させます。
本試験での戦い方マルオ編については、別の記事で詳しく説明します。
まとめ
試験勉強はやみくもにやれば良いというものではありません。
「試験当日に合格点を取る」という目標に向けて段階を踏んでいくことが必要です。
そのためには、それぞれの時期に何が必要かを意識して、そのための勉強をしなくてはなりません。
- インプット期 前年9月〜3月
前の論点を覚えつつ、新しい論点をインプット - アウトプット期 4月〜6月
本試験レベルの総合問題を解いて実践力を高める - 追込期 7月〜試験当日
合格レベルに得点力を高める
それぞれの時期に適切な勉強を行うことで、合格への道が開けると思います。

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