【税理士試験 その2】税理士試験のための覚悟

税理士試験に合格するためには、勉強をするための環境を作ることが必要です。
しかし、環境を作る前に必要なことがあります。それは「覚悟」です。

環境以前の「覚悟」

税理士試験の勉強は、5科目合格ルート(※リンク参照)を選ぶ場合、最短でも3年(制度上は1年で合格出来ますが、実質無理です)かかり、生活の多くの時間を勉強に充て、資格試験の予備校に行くお金もかかります。

つまり、環境以前に時間とお金、そして体力と精神力を犠牲にする「覚悟」が必要です。

犠牲にする時間は?

犠牲にする時間はどれくらいか?
TACのホームページには次のような記載があります。(私が受けた科目のみを抜粋)

科目必要時間
法人税法、所得税法600時間
簿記論、財務諸表論450時間
消費税法350時間
理論の暗記に要する時間は個人差があるため、学習時間には含まれておりません

表の下に書いてある「理論の暗記に要する時間は個人差があるため、学習時間には含まれておりません」がポイントです。
税理士試験は理論問題が出題され、これに対応するには理論の暗記が必要です。理論の暗記とは簡単に言えば、「法律の条文を丸暗記する」ことを意味します。
難しい法律の条文を理解して覚える時間が上記の表には含まれていません。

理論暗記を含めた私の経験では、犠牲にする時間は下記になります。

科目必要時間
法人税法1,250時間
所得税法1,150時間
消費税法1,100時間
財務諸表論800時間
簿記論700時間
マルオ税理士の経験により算出

合計すると5,000時間、これだけの時間を犠牲にします。

犠牲にする「お金」は?

税理士試験に合格するには資格予備校に通う必要があります。
独学で合格する人もいるようですが、私の経験ではほぼ無理だと思います。
効率的に最短の期間で合格するため、資格予備校の費用は必要です。

1科目15〜20万円、セット割などを使っても70万円くらいは最低必要だと思います。

私の場合、勉強時間を捻出するため、転職をしています。
年収は500万円以上減りました。今、考えると恐ろしいことですが、実際にかかる費用に加えて、年収の減少分を加えると1,000万円くらい犠牲にしたかもしれません。

犠牲にする「体力」と「精神力」は?

体力という点では、勉強時間が体力を削ぎます。
勉強していなければ、休んだり、寝ていたりする時間を勉強に充てるため、体力を使います。

私の場合、仕事と両立していたので、仕事が終わってからの勉強や、仕事の前に早起きして勉強など、本来は休んだり、寝る時間を勉強に充てました。

体力以上に犠牲になるのは「精神力」です。税理士試験は長い戦いです。
最短3年、私の場合は9年かかりました。その間、「ほんとうに受かるのだろうか?」「税理士を目指した自分の選択は正しいのか?」など、不安に襲われることは、何度もありました。

試験が1年に1回というのも、精神的にはかなりキツいです。1年がんばって勉強しても不合格となれば、チャンスはまた1年後。
不合格となった時の落込みは、ほんとうに辛いものです。

「覚悟」を持てますか?

今まで書いてきたことは脅しではありません、事実です。
それでも「覚悟」を持てるなら、税理士試験に挑戦して欲しいと思います。
そしてこの「覚悟」が税理士試験を合格するために一番大事なことだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました