先日(2024年11月29日)に税理士試験の合格発表がありました。
知り合いに法人税法を59点で不合格となった人がいます。
今回は惜しい不合格の方に向けて記事を書きたいと思います。
59点でも不合格は不合格
税理士試験は点数を争う試験ではありません。
59点と58点を比べて59点が優れているという試験ではありません。
59点でも0点でも同じ不合格であり、そこに差はありません。
厳しいことを言いますが、税理士試験は合格と不合格を分ける試験です。
「不合格だけど59点だからいいや」と思ってはいけません。
不合格は不合格です。
あと1点と思ってはいけない
次回の試験に向けて再スタートをしている方もいると思いますが、その方たちに伝えたいことがあります。
それは、「あと1点分がんばればよい」はダメということです。
「あと1点分でいい」と思えば、心に油断が生まれます。
この油断が勉強をおろそかにします。
「自分は前回の試験で59点取れたのだから」という慢心も、また勉強をおろそかにします。
「あと1点分」ではなくて、あらためて「合格点の60点を取りに行く」という気持ちで勉強に臨んで下さい。
初学者より難しい
私は、初学者と惜しい不合格者を比べたとき、惜しい不合格者の方が合格するのは難しいと思っています。
0点から始める人と59点から再スタートする人は59点から再スタートする方が簡単なはずと考えるかもしれませんが、そうとは限りません。
59点で不合格の人は前回の試験で必死に努力をしたはずてす。その結果、ある意味で59点も取れたのです。
しかし、違う見方をすれば、自分なりに必死に努力した結果、不合格だったわけですから、やり方・努力の量が合格する人に足りていなかったということです。
同じように1年間を過ごすことは、もう一度59点に向けて過ごすことを意味します。
この壁を突き破るのはとても大変なことです。やり方を見直して、さらに努力をする必要があるからてす。
惜しい不合格の人は、一度あるいは複数回必死に学んだ論点を、何が足りなかったのかを見直しながら再び学習します。
一方、初学者の人は目の前の論点を一つ一つこなしていくだけです。元がゼロですからただ吸収していくだけなので、この意味では初学者の方が楽です。
成績の伸びという意味でも初学者の方が楽です。
惜しい不合格者の人は、既に必死に努力をして今の位置にいるので、いわばほとんど上限にいます。成績を伸ばすことは、とても大変です。
一方、初学者の人はゼロからスタートするので成績の伸びは大きいです。
それゆえに、惜しい不合格者の人は、直前期に初学者の猛追を受けることになり、そのプレッシャーとも戦わなければなりません。
しくじり先生(私のケース)
私も、惜しい不合格を経験しており、その翌年の試験で合格することは出来ませんでした。
私の税理士試験の受験歴は以前書いた通りですが、税法の消費税法を3回目の受験で合格してます。
2015年 簿記論✕
2016年 簿記論✕ 財務諸表論✕
2017年 簿記論✕ 財務諸表論✕
2018年 消費税法✕
2019年 簿記論◯ 消費税法✕
2020年 法人税法◯
2021年 消費税法◯
2022年 所得税法◯
2023年 財務諸表論◯
消費税法の3回の受験の詳細は以下の通りです。
2018年 不合格 58点
2019年 不合格 53点
2020年 消費税法受験せず
2021年 合格
私も1回目の受験、つまり初学者のときに58点の不合格をとなり、翌年2回目の受験をしましたが再度不合格になりました。
このときの反省は、まさに「あと2点」と思って勉強してしまったことです。
次は合格出来るという、根拠のない慢心がありました。
さらに不幸だったのは6月に行われた資格予備校の模擬試験で、成績上位者に名を連ねてしまい、この慢心がさらに加速しました。
冷静に考えれば、初学者は6月の模擬試験の時期の完成度は低く、受験経験者が上位になりやすいことを認識出来ませんでした。
もう一度、ゼロから自分の勉強法を見直して、ゼロから60点を取りに行くという心構えが必要だと強く感じた不合格でした。
まとめ
59点の不合格はショックです。
しかし、このショックをどのように捉えるかが来年の合否を分けます。
- 59点でも不合格は不合格
税理士試験は合格と不合格を分ける試験です - あと1点と思ってはいけない
「あと1点分」ではなくて、あらためて「合格点の60点を取りに行く」 - 初学者より難しい
やり方を見直して、さらに努力が必要 - しくじり先生(私のケース)
58点不合格→翌年53点不合格
不合格は現実を突きつけられます。
そこから逃げずに自分と向き合うことが合格への道です。

コメント